梅津教孝オンライン講座
「宗教曲で学ぶラテン語2 —Ave verum corpusを題材に辞書を使いこなす—」(全5回)

ラテン語辞書を使いこなす!

演奏機会の多いラテン語の宗教曲を題材にして、ラテン語を文法面からもう一歩深く理解することを目指すセミナーの第2シリーズが始まります。
このシリーズでは、多くの方が難しいと感じているラテン語の辞書の使い方を、「Ave verum corpus」のテキストを課題にして徹底的に学びます。
ラテン語のことをもっと知れば、もっと演奏も楽しくなることでしょう。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

《講師からのメッセージ》
合唱作品の中でラテン語のテクストをもつものがかなりの部分を占めていることは論をまちません。しかしながら、そのテクストの意味を、例えば動詞の時制、そしてその時制がもつ意味や、名詞・形容詞の修飾関係などの文法にまでさかのぼって理解しようとするのは、かなりハードルの高いことであると思います。それというのも、ラテン語の動詞や名詞・形容詞はかなりの変化をするために、辞書の見出し語にたどり着くのが、英語やドイツ語などの近代語に比べて難しいからです。
 前回の講座ではAve Mariaを素材としてお話をしました。そこでは受講生の方々から、「辞書を引く時間を設けてほしい」、「辞書の見出し語にたどり着くための方法をもっと詳しくしりたい」などのご意見をいただきました。そこで今回は、受講生の方々に講座の中で辞書を引いていただき、そこからどのようにしたら辞書の見出し語に到達することができるのかを実際に体験していただこうと思います。
 Ave verum corpusは、モーツァルトを始めとして多くの作曲家によって曲がつけられていますが、動詞がほとんど出てこない、つまり、変化する語は名詞と形容詞がほとんどであるということから、説明の焦点をこれらに絞ることができます。そうすることによって、種類の多い名詞・形容詞の変化や、見出し語にたどり着く方法にも慣れることができるだろうと思います。動詞については、また別の機会があればと思います。
 この講座は、前回の講座で扱ったAve Mariaを受講していることを前提とはしていません。逆に、前回の講座を受講している方々にとっては、重複する部分があると思いますが、外国語の習得には反復練習が重要であることを考えれば、今回の講座も役に立つことがあろうと思います。
(梅津教孝)

梅津教孝オンライン講座「宗教曲で学ぶラテン語2 —Ave verum corpusを題材に辞書を使いこなす—」

講座概要

講座タイトル 梅津教孝オンライン講座
「宗教曲で学ぶラテン語2 —Ave verum corpusを題材に辞書を使いこなす—」(全5回)
講師 梅津教孝(ヨーロッパ中世史研究者)
日程 2023年
第1回 11月18日(土) 
第2回 12月2日(土) 
第3回 12月16日(土) 
2024年
第4回 1月13日(土) 
第5回 1月27日(土) 
時間 各回とも13時00分~14時00分(60分+質疑応答)※受付開始30分前
受講料 5回通し 一般6,500円 ※各回の受講設定はございません。
アーカイブ動画 あり・視聴期間2024年2月29日まで
推奨辞書 必ずラテン語の辞書を購入の上、受講ください。

『羅和事典〈改訂版〉』(研究社)水谷智洋〔編〕価格6,600円(税込)
パナムジカでお求めいただけます。
『羅和事典』(研究社)田中秀央〔編〕
※旧版は、Amazonなどで古本として入手できるようです。
※上記以外の辞書でも構いません。

申込方法

下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。( 受講までの流れはこちら

講師プロフィール

梅津教孝(うめづ・のりたか)

九州大学文学修士(西洋史学専攻)。ヨーロッパ中世史(キリスト教史・ラテン語のあり方)を研究。現ハイデルベルク教会音楽大学教授・安積道也氏が、福岡市の西南学院大学在任中に設立された西南学院オラトリオ・アカデミー合唱団(後に西南オラトリオ・アカデミー合唱団)で、演奏曲目の逐語訳・対訳を担当。オラトリオ・アカデミーでは、モーツァルト、『レクィエム』、ブラームス、『ドイツ・レクィエム』、バッハ、『ヨハネ受難曲』、『マタイ受難曲』、『ロ短調ミサ曲』、メンデルスゾーン、『詩篇第42篇』、『エリヤ』、フォーレ、『レクィエム』、ハイドン『天地創造』、オラトリオ・アカデミー合唱団以外の合唱団、声楽アンサンブル、歌手の依頼によって、モンテヴェルディ、『聖母マリアの夕べの祈り』、『宗教的・倫理的な森』(抜萃)、オペラ『オルフェオ』、クープラン、『ルソン・ド・テネブル』、ブクステフーデ、『我らの主イエス・キリストのお身体』、その他パレストリーナ、ラッソ、ビクトリア、シュッツ、バードなど多数のラテン語その他の言語に付けられた声楽作品の逐語訳・対訳を行なっている。

オンライン・セミナーについて

※このオンラインセミナーは、Zoomの「ウェビナー」システムを利用して行います。受講者は音声、ビデオともオフの状態での参加となります。

※PC、iPad、iPhone、Androidなど様々なデバイスからご参加いただけます。事前に Zoom アプリをインストールいただく必要があります。(Zoomへのアカウント登録は必須ではありません。)

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※オンラインセミナーに初めて参加される方のために無料のテストセミナーを随時開催しております。詳しくは弊社までお尋ねください。