オラトリオアカデミー関西(OAK)設立にあたって
ヨーロッパ主要都市には街を代表するオラトリオ合唱団(管弦楽伴奏による大規模な合唱作品を主なレパートリーとする)が存在します。彼らの活動は自らが音楽の喜びの中に身を置くことはもちろん、加えて良質の合唱音楽を提供し、都市の音楽文化の啓蒙と発展に寄与している力強い姿があります。関西にも管弦楽との共演を目的とした多くの合唱団がありますが、この度、これまで私が培って参りましたこの分野における経験を結集して、高い水準を目指す演奏団体を設立することを決意致しました。
「アカデミー」の名称が示すように、単なる合唱団ではなく、アカデミックに楽曲にアプローチし、合唱部分はもとより作品全体の理解を目指して練習を進めたいと考えています。実質合唱団員でありながら、メンバー一人ひとりが作品に対して愛情を抱き、自覚と責任を持った存在であること、作品の重要な共創者であることを希望します。またともすれば同じようなレパートリーを繰り返すオラトリオ演奏の現状に一石を投じる意味でも、よく知られた名作と並んで演奏機会の少ない作品も取り上げる予定です。
練習は「最小の時間で最大の効率」、かつ意味のあるものをお約束し、自然と演奏者がスキルを上げられる時間を目指します。この種のレパートリーに関心があり、これまでと一味違った音楽体験を得たいと思われる方々、貴重な出会いと呼べる作品に接する機会を求めておられる方々、歌う喜びを作品の深い共感ととともに実現したいと考えておられる方々、そのほか多くの皆さんのご参加を心からお待ち申し上げます。
オラトリオアカデミー関西 代表・音楽監督 本山秀毅
オラトリオアカデミー関西 第1回演奏会概要
公演名 オラトリオアカデミー関西第1回演奏会
公演日 2025年9月6日(土) 時間未定
会 場 高槻城公園芸術文化劇場 南館 トリシマホール
演奏曲 カタラーニ《4声のミサ曲》
プッチーニ《グローリアミサ》
指 揮 本山秀毅
独 唱 調整中
管弦楽 調整中
主 催 オラトリオアカデミー関西
詳細は決定次第、こちらのページでお知らせいたします。
オラトリオアカデミー関西第1回演奏会への参加お申し込みは受付を終了いたしました。
次回以降のご参加をお待ち申し上げます。
※申し込み締め切り 2024年7月31日(水)23:59
※参加者の決定は、申込者にヴォイスチェックを受けていただいたあと、8月上旬にいたします。
《ヴォイスチェック日程・会場》
日程
2024年8月6日(火) 17:30-22:00
2024年8月7日(水) 15:10-22:00
※上記時間帯のうちで、お一人ずつ2分程度で簡単な音域チェックを行います
会場
KOKO PLAZA(大阪市立青少年センター)音楽練習室502
大阪市東淀川区東中島1-13-13 (JR京都線「新大阪駅」東口より徒歩7分)
オラトリオアカデミー関西(OAK)
代表、音楽監督 本山秀毅
事務局 服部敏(株式会社コーラスカンパニー内)
お問い合わせ
オラトリオアカデミー関西事務局 (コーラス・カンパニー内)
oratorio.acacemy.kansai@gmail.com
075-415-8686/090-3729-4470
Facebookページ https://www.facebook.com/Oratorio.Academy.Kansai/
X(旧Twitter) https://x.com/Oratorio_Kansai
プロフィール
本山秀毅 (もとやま・ひでき) 代表・音楽監督
京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業。フランクフルト音楽大学合唱指揮科卒業。帰国後はバッハを主とする宗教音楽を中心に演奏活動を続ける。「バッハアカデミー関西」を設立し、「教会暦によるカンタータシリーズ」によりバッハの声楽作品の全曲演奏に取り組んでいる。1995年にはオレゴンバッハフェスティバルに、また2002年5月にはライプツィヒバッハフェスティバルに招聘され、バッハのミサ曲などを演奏し好評を博した。また一般・大学合唱団の客演指揮者、合唱指導法などの講習会の講師、全日本合唱コンクールをはじめとするコンクールの審査員として合唱音楽の普及にも努めている。同時に関西におけるプロ合唱団とオペラ作品の合唱指揮にも活躍している。第15回藤堂音楽褒賞、2001年京都市芸術新人賞受賞。指揮をヘルムート・リリング、ヴォルフガング・シェーファー・ウベ・グロノスタイの各氏に師事。現在、びわ湖ホール声楽アンサンブル桂冠指揮者。京都バッハ合唱団主宰。
大塚千草(おおつか・ちぐさ) ピアニスト
滋賀県立石山高等学校音楽科、同志社女子大学音楽学科卒業。ドイツ国立ミュンヘン音楽大学大学院ピアノ科(2009年)、同大学院リート伴奏科(2012年)修了。ドイツ各地でのリサイタルやリートデュオリサイタルを開催、ミュンヘンオラトリオ合唱団定期演奏会など、様々なコンサートで伴奏を務める。帰国後、文化庁/日本演奏連盟 新進演奏家プロジェクトリサイタルシリーズに出演するなど、ソロ演奏活動の他、合唱・声楽・器楽の伴奏者として演奏活動を行っている。