【動画受講セミナー】
犬飼将博オンライン講座「カルドシュ・パールのイントネーション理論を読み解く」
~『合唱における純正なイントネーション』通読会【第3シリーズ】(全3回)
生きたイントネーションを読み解く!
2023年6月-7月にかけ3回にわたって行われたオンラインセミナーのアーカイブ動画となります。
受講いただけなかった方は、この機会をぜひお見逃しなく!
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ハンガリーの伝説的合唱指揮者・音楽教育家カルドシュ・パールが「純正な響き」を作るための理論と指導法をまとめた著書の日本語版『合唱における純正なイントネーション』を、カルドシュの高弟ロズゴニ・エーヴァ氏に学び、ハンガリーでイントネーションについて研究されている犬飼将博先生と一緒に通読し、読み解いていくセミナーの第3シリーズです。セミナーでは、本の通読のみにとどまらず、イントネーション理論を実際の合唱練習にどのように活かすことができるのかについても、犬飼先生ご自身の取り組みを通して伺います。
純正な響きは一朝一夕に作り上げられるものではありませんが、まずはこの通読会から、その実践への第一歩を踏み出してみましょう!
《講師からのメッセージ》
イントネーションは、音楽演奏において音程や音高を微調整することです。これを正しく実践することにより、演奏の正確さや調和の美しさを向上させます。
カルドシュ・パールは、ハンガリーの伝説的な合唱指導者であり、純正なイントネーションに関する著書は、合唱の分野で非常に尊敬されています。正確な音程、美しい調和、生き生きとしたアンサンブル、そして感情を込めた表現力を実現するためには、純正なイントネーションが不可欠です。
カルドシュのイントネーション理論は、合唱パフォーマンスの質を向上させるだけでなく、歌唱技術の向上や音楽表現の豊かさにもつながります。そのためには、合唱団全体が一体となってイントネーションを追求することが重要であり、指導者はもちろん、個々の歌手の音程感を高める必要があります。
本セミナーの第1シリーズでは「理論」を、第2シリーズでは「単声による発声練習」を学びました。今回の第3シリーズでは、更に一歩進んで「2声による基礎練習」に取り組みます。このシリーズでは、重要な音楽教育作品であるコダーイの「純正に歌おう!」のカルドシュによる解説に踏み込んでいきます。
コダーイのこの作品には、107個の課題が含まれています。それぞれの課題はわずか数小節ですが、純粋なイントネーションを獲得するために必要な基礎が詰まっています。カルドシュは、この作品解説において、どのようなアプローチを取っているのかを紹介します。私たちはそれを読み進めながら、2声における技術の向上を目指します。
これまでの学びを活かしつつ、第3シリーズの学習を楽しんでください。カルドシュの理論を基にしながら、より高度な合唱技術や表現力を磨くことができるでしょう。ともに新たな成長を遂げましょう!(犬飼将博)
講座概要
講座タイトル | 犬飼将博オンライン講座「カルドシュ・パールのイントネーション理論を読み解く」~『合唱における純正なイントネーション』通読会【第3シリーズ】(全3回) |
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講師 | 犬飼将博(指揮者/イントネーション研究者) |
内容 |
第1回 第Ⅳ章-2(p.81-93) 第2回 第Ⅳ章-2 (p. 93-105) 第3回 第Ⅳ章-2 (p. 105-115) |
収録時間 | 各回約60分 |
受講料 | 3回通し 一般5,000円 ユース2,000円(税込) ※ユースコースは、1993年1月生まれ以降の方が対象です。 ※各回の受講設定はございません。 |
テキスト | 『合唱における純正なイントネーション~指導のためのアドバイス~』(カワイ出版)3,850円 ※テキストは、パナムジカ でお求めいただけます。 |
お申込み期間 | 2023年11月30日(木)まで |
動画視聴期間 | 2023年12月31日(日)まで |
申込方法
下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。
講師プロフィール
犬飼将博(いぬかい・まさひろ)
コダーイ夫人からの奨学金を受け、コダーイ音楽教育研究所大学院修士課程を修了。
ハンガリー国立リスト音楽芸術大学指揮科(オーケストラ及び合唱)を卒業。
現在、ハンガリー政府奨学生として、同大学院合唱指揮科修士課程に在籍。
2023年、リスト音楽芸術大学から、指揮部門(オーケストラ指揮と合唱指揮)を代表して、セゲドで開催される国際合唱指揮セミナー2023の「特待奨学生」に選出される。
また、国際コダーイ協会から、50周年記念の世界大会(ロサンジェルス)にて、「日本と西洋の音階変遷の共通点」についての発表者に選出される。
ハンガリーのプロ女声合唱団「ソルノク・バルトーク室内合唱団」常任客演指揮者。
2022年、ヴォーカルアンサンブル「フローレス」を指揮して、パーストー合唱音楽祭にて「グランプリ」を受賞。並びに、同アンサンブルは、聖歌研究の大家であるハンガリー音楽家の名前を冠した初の「ライェツキ賞」を受賞。さらに、ハンガリー合唱連盟から「金賞合唱団」として認定され賞状を授与された。
2023年、ソルノク国際オルガンフェスティバルにおいて、ファイナルコンサートの指揮者を務める。
カルドシュ・パールのイントネーション理論をロズゴニ・エーヴァ(ハンガリー合唱連盟名誉会長)より学ぶ。
合唱指揮をエルデイ・ペーテル(コダーイ音楽教育研究所元所長)、カンプ・シャラモン(ハンガリー国立リスト音楽芸術大学指揮科博士課程学科長、ハンガリーバッハ協会会長、カルドシュ・パール基金理事長)、ホルヴァート・ガーボル(ドナウ交響楽団並びにゲデレー交響楽団主席指揮者)オーケストラ指揮をメーネシ・ゲルゲイ(ハンガリー国立リスト音楽芸術大学オーケストラ指揮学科長)らに師事。
音楽学を柿木吾郎、作曲を河田文忠、後藤丹、柳澤剛、青島広志、指揮法を佐々金治、音律学を藤枝守に師事。
(2023年7月現在)
動画配信セミナーについて
※この動画配信セミナーは、2023年6-7月に行われたオンラインセミナーのアーカイブ動画となります。視聴期間中、お好きな時間に何度でもご覧いただけます。
※動画は「vimeo」を利用して配信いたします。PC、スマートフォン、タブレットのいずれからでもご視聴いただけます。会員登録は必要ありませんが、スマートフォン、タブレットをご利用になる場合は、あらかじめVimeoアプリをインストールされることをお勧めします。
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