吉原真里が語る「私が書いた3冊の音楽の本」
~アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?~

『親愛なるレニー』発売記念

20世紀を代表する世界の巨匠、レナード・バーンスタイン。その巨匠と深い親交をもった、知られざるふたりの日本人。2019年にオックスフォード大学出版から刊行された『Dearest Lenny: Letters from Japan and the Making of the World Maestro』は、ワシントンの図書館で発見された数百通の書簡をもとに、そのふたりの人物たちとバーンスタインのあいだに培われた愛の物語を解きあかしながら、冷戦期アメリカの文化外交や高度成長期日本の音楽文化を描き、「マエストロ」の意味を多角的に考察したノンフィクション。それを著者自らが日本の一般読者向けに翻訳・再構成した『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が、ついに10月28日に発売されます。

本セミナーでは、その『親愛なるレニー』の内容紹介だけでなく、同じくアルテスパブリッシングから刊行された『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール 市民が育む芸術イヴェント』(2010)および『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか? 人種・ジェンダー・文化資本』(2013)と合わせて3冊を、著者の吉原真里さんが振り返りながら、アメリカ研究の専門家としてクラシック音楽にアプローチする意味とは?同じ本を英語と日本語のそれぞれで書くことで見えるものとは?アメリカのクラシック音楽界はどこに向かっているのか?など、さまざまなテーマについて大いに語っていただきます。

聞き手は、自身もアルテスパブリッシングから2冊の著書を刊行している音楽ジャーナリストの潮博恵さん。視聴者からの質問やコメントにもたっぷりお答えする予定です。

 吉原真里が語る「私が書いた3冊の音楽の本」 ~アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?~

講座概要

講座タイトル 吉原真里が語る「私が書いた3冊の音楽の本」
~アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?~
講師 吉原真里(ハワイ大学アメリカ研究学部教授)
聞き手 潮博恵(音楽ジャーナリスト)
日程 2022年11月13日(日)
時間 10時30分~12時00分(90分)※受付開始30分前
受講料 1,000円(税込)
アーカイブ動画 有り 視聴期間2022年12月31日(土)まで

申込方法

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事前アンケート

講師プロフィール

吉原 真里(よしはら まり)

ハワイ大学アメリカ研究学部教授。東京大学教養学部卒、ブラウン大学アメリカ研究学部博士号取得。1997年よりハワイ大学勤務。専門はアメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究、アメリカ文学、カルチュラル・スタディーズなど。英語・日本語の両方で幅広く執筆活動を行う。日本語の著書に『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール ――市民が育む芸術イヴェント』『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか? ――人種・ジェンダー・文化資本』『親愛なるレニー ――レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』(以上アルテスパブリッシング)『ドット・コム・ラヴァーズ ――ネットで出会うアメリカの女と男』(中公新書)『性愛英語の基礎知識』(新潮新書)、共著書に『私たちが声を上げるとき ――アメリカを変えた10の問い』(集英社新書)など。水村美苗『日本語が亡びるとき』を英語に共訳。

聞き手プロフィール

潮 博恵(うしお ひろえ)

音楽と社会とのつながりをテーマに執筆活動を行っている。主な取材対象はオーケストラやコンサートホール。

著書に『オーケストラは未来をつくる――マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の挑戦』、『古都のオーケストラ、世界へ!――「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来』(ともにアルテスパブリッシング)

お茶の水女子大学文教育学部(音楽学)卒業。法政大学MBA。
音楽と並行して行政書士として活動、栃木県那須塩原市で地元企業の経営支援にも携わる。2015年に世界を2.5周し、地球探検プロジェクトを実行。現在は、日本各地の歴史や風土、文化に直接触れ、この時代の日本を新たな目で捉えなおすことに挑戦中。

吉原真里先生著書のご紹介

2022年10月28日発売予定!
親愛なるレニー
レナード・バーンスタインと戦後日本の物語

吉原真里 著
出版社 アルテスパブリッシング
ISBN 978-4-86559-265-
判型・ページ数 四六判・上製(仮フランス装) | 448頁
定価 2,750円(税込)

図書館に人知れず眠っていたふたりの日本人からの手紙がいま、語りはじめる。
カズコとクニ、そしてレニー ──
芸術と愛に生きた巨匠バーンスタインの実像にせまる感動のノンフィクション!

【アルテスパブリッシング公式サイト】

親愛なるレニー

「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?
人種・ジェンダー・文化資本

吉原真里 著
出版社 アルテスパブリッシング
ISBN 978-4-903951-70-6
判型・ページ数 A5判・上製 | 304頁
定価 2,750円(税込)

小澤征爾、内田光子、竹澤恭子、ヨー・ヨー・マ、チョン・キョンファ、ラン・ラン、ユンディ・リー、サラ・チャン──
西洋クラシック音楽の世界でアジア人が活躍しているのはなぜか? 音楽は本当に人種や国や文化の境界を超えるのか?

70名におよぶアジア系音楽家の証言をもとに、歴史・文化・民族誌の見地から、クラシック音楽ひいては芸術の本質にせまる!

【アルテスパブリッシング公式サイト】

「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール
市民が育む芸術イヴェント

吉原真里 著
出版社 アルテスパブリッシング
ISBN  978-4-903951-32-4
判型・ページ数 四六判・並製 | 280頁
定価 1,980円(税込)

「理想のコンクール」とは?──
辻井伸行とハオチェン・チャンが優勝した第13回を取材した
世界的なピアノ・コンクールの舞台裏ドキュメント!

【アルテスパブリッシング公式サイト】

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール

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