〈An Audience with The King’s Singers〉
ザ・キングズ・シンガーズ
スペシャル・トーク・セッション
~メンバー6人が語る 音楽・人生・夢(2夜連続)

ザ・キングズ・シンガーズの秘密を”個“の視点から探る特別企画!

1968年の結成以来、合唱王国イギリスを代表する声楽アンサンブル・グループとして、50年以上にわたって世界中の聴衆を魅了し続けている6人組ザ・キングズ・シンガーズ。合唱愛好家ならばその名前を知らない人はいないくらい有名な彼らですが、そのメンバーひとり一人のこととなるとコアなファンにも意外と知られていないのではないでしょうか?このスペシャル・トーク・セッションは、メンバーを入れ替えつつも、常に高いレベルを維持してきたザ・キングズ・シンガーズの秘密を”個“の視点から探ってみようという企画です。
現在のメンバー6人は2019年シーズンからそろって活動していますが、平均年齢は30歳前半と50年前に結成されたときのメンバーの年齢に近く、次の50年を見据えた“若いグループ„となっています。今回はそのメンバー6人全員に、3人ずつ2夜にわたってご出演いただき、それぞれの音楽歴、TKSとの出会い、グループの中での役割、普段心がけていること、将来の夢などを大いに語っていただく予定です。さらには、キングズ・シンガーズからアンサンブルの極意も伝授してもらいます。
いつも聴いている歌声とはまた違う、彼らの生の声を聞くことのできる貴重な機会となることでしょう。メンバーへのご質問も大歓迎です。ザ・キングズ・シンガーズのことをもっと知って、もっと好きになりませんか?

※このオンライン・セミナーは、「日英文化季間」(Japan-UK Season of Culture)の公式イベントです。


ザ・キングズ・シンガーズからのメッセージです。

講座概要

講座名 ザ・キングズ・シンガーズ スペシャル・トーク・セッション
~メンバー6人が語る 音楽・人生・夢(2夜連続)
パネリスト ザ・キングズ・シンガーズ
パトリック・ダナキー(カウンターテナー)
エドワード・バトン(カウンターテナー)
ジュリアン・グレゴリー(テナー)
クリストファー・ブリュートン(バリトン)
ニック・アシュビー(バリトン)
ジョナサン・ハワード(バス)
通訳 グレゴリー与子美(ザ・キングズ・シンガーズ日本代表)
通訳方法 逐次通訳(英語・日本語の両方をお聞きいただけます。)
日程 2021年
第1回 9月25日(土)
・パトリック・ダナキー(カウンターテナー)
・ニック・アシュビー(バリトン)
・ジョナサン・ハワード(バス)
第2回 9月26日(日)
・エドワード・バトン(カウンターテナー)
・ジュリアン・グレゴリー(テナー)
・クリストファー・ブリュートン(バリトン)
時間 各回とも18時00分~20時00分(120分)・受付30分前より
受講料 2回通し5,500円(税込)※各回ごとの受講設定はございません。
後援 一般社団法人日英協会(The Japan-British Society)
協力 日英音楽協会

申込方法

下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。またメンバーへの質問を事前に募集いたします。それぞれに聞いてみたいことをぜひお聞かせください。

通し

質問

パネリスト・プロフィール

パトリック・ダナキー (カウンターテナー)

私の家庭は、音楽ファミリーだったので、いつもリハーサルやコンサート、教会の礼拝や音楽のレッスンが日常的にありました。ヘレフォード大聖堂の少年聖歌隊生として歌っていた頃から、合唱の魅力にひかれ、将来カウンターテナーとして歌ってみたいと決心しました。ケンブリッジ大学では音楽を専攻し、キングズ・カレッジ聖歌隊で歌った後、プロ歌手としての人生を歩み始めました。と言っても、料理、ハイキングやグラフィック・デザインなどの趣味も継続していました。そして、キングズ・シンガーズのメンバーとなってからは、駆け足でした!世界各地の人々と音楽を通して交わること、それにまつわる頻繁な旅行等、素晴らしい経験です。家にいるときは、妻のエリーと愛犬アルビーと一緒にロンドンのリッチモンド・パークの美しい自然の中を散歩することをエンジョイしています。

パトリック・ダナキー (カウンターテナー)
エドワード・バトン (カウンターテナー)

私がはじめて歌った経験は、ウォリック・スクールのチャペル聖歌隊でした。それ以来歌はいつも自分と一緒でした。ケンブリッジ大学ではガートン・カレッジに在籍して地理を専攻しましたが、キングズ・カレッジの聖歌隊をはじめ、ゴンヴィル&ケイウス・カレッジの聖歌隊でも歌っていました。大学卒業後、ファンドレイジングの仕事をしながら弁護士の資格を取る勉強をしましたが、その間ハンプトンコート宮殿のロイヤル・チャペルの聖歌隊でプロ歌手として歌っていました。弁護士の資格を取得する直前にキングズ・シンガーズから誘いを受け、オーディションに合格し2019年にメンバーとして歌い始めました。公演ツアーで海外に出かけていない時は、歴史的建造物でルーファス・フレンズ・ファンドというチャリティーを運営するほか、アンティークを蒐集しています。

エドワード・バトン (カウンターテナー)
ジュリアン・グレゴリー (テナー)

私は子供の頃から、音楽に囲まれていました。レスター大聖堂聖歌隊で少年聖歌隊見習い生として歌ってから、ケンブリッジ大学セントジョンズ・カレッジの少年聖歌隊生となり、ヴァイオリンとピアノを学んでイートン校の音楽奨学生となり、音楽は常に一緒でした。その後ケンブリッジ大学で音楽を専攻することを決めました。テノール聖歌隊生としてセントジョンズ・カレッジに戻り、卒業後、ドイツのハイデルブルグ大学に留学してドイツ語を学びました。留学後、ロンドンに戻り、英国王立音楽院に修士入学して声楽演奏家コースをとりました。2014年夏にキングズ・シンガーズからの誘いでオーディション・プロセスを通り、秋からメンバーとして活動を始めました。キングズ・シンガーズに加わって以来、同僚達から多くを学び、自分の個性を見出し、自分が学んできたことを次の世代に受け継いでもらうことをエンジョイしています。

ジュリアン・グレゴリー (テナー)
クリストファー・ブリュートン (バリトン)

私が小さい頃、ニュージーランド、クライストチャーチ大聖堂の聖歌隊による「クリスマス・キャロル礼拝」を聴いてから、ずっと自分もあの聖歌隊のメンバーになりたいと思いました。長い間同大聖堂で歌い、地元の高校で教鞭をとった後、プロの歌手になるためにイギリスに行く決心をしました。イギリスに移住して一年後、キングズ・シンガーズのメンバーになり、妻のリズに出会い、2017年に結婚しました。この仕事で世界中を旅行できる経験は素晴らしいですし、私は特に教育事業に熱意を持って取り組んでいます。参加する人々がアンサンブルで歌う時に上達していくのを見ることはとても嬉しいです。幼い頃のあのクリスマス礼拝を振り返ると、自分は今まさにその時の夢を叶えて生きていると感じます。

クリストファー・ブリュートン (バリトン)
ニック・アシュビー (バリトン)

私は、家族は皆歌手という(車の中で聴くのは、キングズ・シンガーズのテープでした)強烈な音楽一家の中で育ちましたので、自分が音楽家になったのは当然と言えるかもしれません!現在、合唱を通して感じる人間同士の深い繋がりに一番ひかれています。この感覚は、ヨーク大学で学んでいるときに、できるだけ多くの合唱と編曲の機会を見つけて従事していましたが、その中で育まれたと思います。2019年にキングズ・シンガーズのメンバーになる前、10年ほどプロ歌手として英国の主だったプロアンサンブルおよびソリストとして歌いました。音楽に集中したり公演旅行に出かけていない時は、映画、自転車でロンドンを駆け回り、パートナーのために食事の準備をすることをエンジョイしています。

ニック・アシュビー (バリトン)
ジョナサン・ハワード(バス)

自分の子供時代―ロンドンのドイツ・インターナショナル・スクール、クリイスト・ホスピタル・スクール、オックスフォード大学ニュー・カレッジで古典を専攻―を通して、常に多忙な日々を過ごしてきました。歌、演劇、運動、パーティなどでとにかく多忙でした。キングズ・シンガーズのメンバーとして12年が過ぎた今、公演旅行をしていない時のゆったり時間が流れる生活をエンジョイしはじめています。勿論、今でも旅行も社交も大好きですが、録音、公演ツアー、教育事業の合間には、読書やお茶の時間や散歩など、ロンドン市内プリムローズ・ヒルの自宅で静かな午後を過ごすことが何よりも好きになりました。

ジョナサン・ハワード(バス)
ザ・キングズ・シンガーズ

1968年、ケンブリッジ大学のキングズ・カレッジの学生6人によって結成。その比類ない音楽性と機知に富んだステージ・パフォーマンスで、デビュー後瞬く間にイギリス音楽界でトップ・アーティストに昇りつめる。国際的にも人気を博し、デビューして50年近く経った今に至ってもアメリカ、アジア、オーストラリア、南米各国など世界中でコンサートを行って毎年100万人以上の観客を動員し、世界最高のヴォーカル・アンサンブルとして評価を不動のものとしている。
レパートリーは通算で2000曲以上にも上り、そのジャンルも中世のマドリガルからルネッサンス、古典歌曲から現代、そして世界の民謡やジャズ・ポップスなど幅広い。またこれまでに、べリオ、リゲティ、ペンデレツキ、武満徹、ウィテカーなど各時代を代表する現代作曲家が200を超える作品を捧げてきた。
教育・育成活動にも力を入れており、レジデント・アンサンブルを務めるロンドン大学で夏のマスタークラスを定期的に行っているほか、ザ・キングズ・シンガーズ財団の助成により新進作曲家を対象とした聖歌の作曲コンクールを開催し、入賞者にケンブリッジ大学のキングズ・カレッジ・チャペルにて発表の機会を提供するなど若手音楽家への支援を行っている。
録音も数多く、中でも2009年にシグナム・クラシックよりリリースされたアルバムで、また2012年にはユニバーサル=デッカによるウィテカー作品「ライト・アンド・ゴールド」のCDでグラミー賞を2度受賞した。また、今でも世界各国でチケットが続々完売し公演が激賞され続けていることが評価され、英国の権威グラモフォン誌の殿堂入りアーティストに選ばれている。2017年秋、結成50周年記念アルバム「GOLD」(3枚組)をリリース。同アルバムは第61回グラミー賞・最優秀クラシック・コンペンディアム賞にノミネートされる。

ザ・キングズ・シンガーズ

オンライン・セミナーについて

※このオンラインセミナーは、Zoomの「ウェビナー」システムを利用して行います。受講者は音声、ビデオともオフの状態での参加となります。

※PC、iPad、iPhone、Androidなど様々なデバイスからご参加いただけます。事前に Zoom アプリをインストールいただく必要があります。(Zoomへのアカウント登録は必須ではありません。)

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