教会音楽について学ぶ待望の新講座!

合唱のレパートリーに取り上げられることの多い宗教音楽ですが、キリスト教に馴染みの薄い日本人にとっては、その宗教的背景と音楽の結びつきを理解することはなかなか難しいことです。この講座は、ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授・安積道也先生を講師にお迎えし、「教会音楽」について様々な視点から解説いただくものです。ドイツで教会音楽と合唱指揮を学び、国家資格教会音楽家最高位(A級カントール)を取得した、いわば「キリスト教合唱作品のスペシャリスト」による講座は、日ごろ抱いているキリスト教や教会音楽に対する疑問や不安をきっと解決してくれるでしょう。まず第1シリーズでは、キリスト教の暦である「教会暦」とそれに基づいた合唱音楽について5回にわたってお話を伺います。

講師からのメッセージ

蝉の鳴く中、「もういくつ寝るとお正月」と歌うと何かしらの違和感を覚えます。この違和感はどこから来るのでしょうか。それは私たちが、暦を共有していることに由来します。暦に合わせた歌は、歌われるに相応しい時期があり、その時期に応じた季節感を醸し出します。キリスト教においても暦は重要であり、一年を通して緻密に組み上げられています。とりわけ合唱音楽は暦と密接なつながりを持っており、作品を理解するのに暦の知識が必要になる場合が多々あります。

大雑把にいうと、キリスト教合唱作品は、例えばJ.S.バッハのマタイ受難曲のように暦に従って書かれたものと、ミサ曲のように暦に左右されないものに大別できるといえましょう。

本講座では、キリスト教の暦、すなわち「教会暦」の観点からキリスト教合唱作品を学んでいきます。またいくつかの作品を、教会暦と神学的背景から解説し、作品理解を深めます。ミサ曲やレクイエムのように教会暦に縛られない作品群にも触れていきます。

キリスト教合唱作品について、「この曲は一体何のために書かれた作品なのか」「いつ、どのようなコンテキストで歌われるものなのか」「どうやったら、それを調べられるのか」ということについて知りたい方はぜひご受講ください。

キリスト教の予備知識はいりません。キリスト教全般の話から、現在のドイツで実践されている教会音楽の現場の話も織り交ぜつつ、より具体的なキリスト教合唱作品の実像に迫りたいと思います。(安積道也)

講座概要

講座名 安積道也教会音楽講座1「教会暦とキリスト教合唱作品」
講師 安積道也(ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授)
日程・内容 2021年
第1回 8月7日(土) アドベントとクリスマス
キリスト教について/カトリックとプロテスタントの違い/教会暦とは/
ぺリコーぺ/アドベント・クリスマス・公現の意味と作品/コラールとは など
第2回 8月21日(土) 受難節と聖週間
移動祝日による教会音楽への影響/受難節と聖週間の意義・作品/
教会音楽に見るカトリックとプロテスタントの違い/受難曲とは など
第3回 9月4日(土) 復活祭と復活節 聖霊降臨祭
徹夜祭の典礼/復活祭・昇天祭・聖霊降臨祭の意味と作品/
ミサ曲とは/固有唱と通常唱/HallelujaとAmenについて など
第4回 9月18日(土) 教会暦の終わりとレクイエム
レクイエムは鎮魂歌?/Dies iraeについて/「礼拝音楽」と「宗教音楽」/
ドイツ・レクイエムの特殊性 など
第5回 9月25日(土) マリア賛歌
アヴェ・マリアとは/マニフィカートとは/マリアの祝日とその作品 など
時間 各回とも13時00分~14時00分(60分)・受付30分前より
受講料 5回通し8,000円(税込)※各回ごとの受講設定はございません。

申込方法

下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。

通し

講師プロフィール

安積道也(あづみ・みちや)

シュトゥットガルト、並びにフライブルク国立音楽大学にて教会音楽家A課程と指揮科を最優秀で修了。ドイツ国家資格教会音楽家最高位(A級カントール)取得。2004年第1回バイロイト合唱指揮者コンクール優勝。2007年アルテンブルク国際オルガン即興アカデミー・ファイナル・コンサートプレーヤー。在独中、ギュンタースタール聖マリア教会音楽監督とフライブルク独仏合唱団常任指揮者を兼任。
これまでに、合唱指揮をM.シュルト–イェンセン、D.クルツ、H.M.ボイエレに、管弦楽指揮法をS.サンドマイヤーに、オルガンをJ.ラウクヴィック、H.ドイッチュに、グレゴリオ聖歌をG.ヨッピヒに、声楽をE.B.ヒレマン、B.ゲルトナー各氏に師事。
2009〜2019年西南学院音楽主事。在任中オラトリオ作品に特化した合唱団の設立や、演奏会の企画・演奏など学院の音楽事業を手掛ける傍ら、全国各地で客演指揮、オルガンコンサート、合唱団や講習会の指揮や指導、講師を精力的に務める。教会音楽の演奏と実践を専門とし、小編成のアカペラから管弦楽付きオラトリオ作品まで、幅広いレパートリーを持つ。エリザベト音楽大学元非常勤講師、日本オルガン研究会元会員。キリスト教礼拝音楽学会海外会員。
2020年ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授に就任。再びドイツに拠点を移し、後進の育成と教会音楽・合唱音楽の発展に尽力する。

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