川井弘子オンライン声楽講座
「合唱する人のためのはじめての解剖学」

『歌う人のためのはじめての解剖学~しなやかな発声のために』出版記念!

ベストセラー 『うまく歌える「からだ」のつかいかた』の著者である、声楽家・川井弘子先生によるオンラインセミナーが、コーラス・カンパニーに再登場!

『うまく歌える「からだ」のつかいかた』シリーズの総集編として書かれた『歌う人のためのはじめての解剖学~しなやかな発声のために』(誠信書房・2021年1月下旬出版予定)の出版を記念して開催する今回のオンラインセミナーでは、個人差が大きくわかりにくい“発声”を“からだ”の視点から見つめ直すべく、あなたを新たに本格的な“解剖学”の世界へと導きます。さらに今回は、手っ取り早いトリセツ(取扱説明書)やHow-Toを求めがちな風潮への警鐘と、真に合唱を楽しむためのお話も聞けることになっています。
特に、発声に悩んでいる方、長年にわたって多くの個人レッスンを受けてきた方、年齢とともに発声がわからなくなったと感じる方、最近どうも声が出にくくなったといわれる方、また新たな方法を模索中の指導者の方にお勧めの講座です。

内容
歌う学び方さまざま ~解剖学への招待~
 ①科学的方法の注意点
 ②感覚的方法の課題
 ③“ソマティック”とは何か?
 ④声楽のための解剖学への招待

『歌う人のためのはじめての解剖学』のChapter1を中心に、歌うときに知っておくとよい“からだ”のことの新情報をお伝えします。あなたの今までの経験を大切に、新たな一歩を進めましょう。

講座概要

講座タイトル 川井弘子オンライン声楽講座
「合唱する人のためのはじめての解剖学」

講師 川井 弘子
日程 2021年2月20日(土)
時間 13時30分~14時30分(60分)※受付開始30分前
受講料 1,000円+税
参考テキスト 歌う人のためのはじめての解剖学 (誠信書房) 
※テキストは必須ではありませんが、
お持ちになると講座の理解が深まるでしょう。
※ご予約はパナムジカへどうぞ。

※このオンラインセミナーは、Zoomの「ウェビナー」システムを利用して行います。受講者は音声、ビデオともオフの状態での参加となります。

※PC、iPad、iPhone、Androidなど様々なデバイスからご参加いただけます。
事前に Zoom アプリをインストールいただく必要があります。(Zoomへのアカウント登録は必須ではありません。)

※ご登録完了後、参加方法を記載したメールがお手元に届きます。
お申込み後、2日経ってもメールが届かない場合は、弊社までご連絡ください。携帯電話の迷惑メールフィルターの設定で、@zoom.us / @choruscompany.com からのメールを「受信する」にしてください。

※受講者にはセミナーの模様を録画した動画を限定公開いたします。リアルタイムで参加できない方もそちらにて受講いただけます。動画のご案内は、セミナー終了後2日程度でご案内のメールをお送りいたします。

※オンラインセミナーに初めて参加される方のために無料のテストセミナーを随時開催しております。詳しくは弊社までお尋ねください。

申込方法

下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。また参考テキスト「歌う人のためのはじめての解剖学」(2020/1/30刊)は、パナムジカにてご予約いただけます。

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歌う人のためのはじめての解剖学 ~しなやかな発声のために

川井 弘子 著
坂井 建雄 監修 (解剖学者/順天堂大学医学部特任教授)
出版社 誠信書房
出版年月日 2021/01/30
ISBN 9784414300192
判型・ページ数 B5・112ページ
定価 本体3,500円+税

目次
著者プロフィール
はじめに

Chapter 1 歌う学び方さまざま ~解剖学への招待~
 ①科学的方法の注意点
 ②感覚的方法の課題
 ③“ソマティック”とは何か?
 ④声楽のための解剖学への招待

Chapter 2 口のまわり・顔のまわり
 01 ノドは歌うとあいてくる
 02 口は通りぬける場所
 03 軟口蓋の動きはわからない
 04 植物性と動物性
 05 鰓弓器官とは
 06 喉頭と気管と食道
 07 動いて表情を織りなす筋肉

Chapter 3 中芯にある骨
 08 脊柱は26階建て
 09 頭と顎の関係
 10 椎間板のない2つの関節
 11 脊柱と四肢の進化
 12 顎はどこから動く
 13 言葉を発するときの咀嚼筋
 14 ヒトのからだの形

Chapter 4 胸のまわり
 15 肺は背中側の容積が大きい
 16 胸の動きは背中側から
 17 空気が入る肺、動きを感じるお腹
 18 鎖骨に連絡する八角形の胸骨柄
 19 肩3点セット
 20 声の揺れは腕にも原因が
 21 鎖骨と腕の関節
 22 ヒトの呼吸系のすがた
 23 “歌う姿勢”は内部から

Chapter 5 横隔膜のまわり・骨盤のまわり
 24 骨盤は伝える
 25 横隔膜と呼吸
 26 横隔膜の位置と動き
 27 横隔膜は縦にも長い
 28 横隔膜と連動する筋肉群
 29 たまらないように
 30 一本の管
 31 腸が歌う~ある仮説

Chapter 6 鼻・舌・眼
 32 匂いを嗅ぎ、空気が通り、歌える鼻
 33 軟口蓋の意識下でのみごとな動き
 34 副鼻腔という空洞、振動は頭蓋骨全体へ
 35 ヒトの喉頭の支持機能
 36 複雑な舌、発語で動く側頭筋
 37 舌は硬くならない
 38 広い視野、やわらかな眼

Chapter 7 動物性の筋肉
 39 お腹の側面は筋肉3層
 40 胸の筋肉は横隔膜に近い
 41 前鋸筋と神経支配
 42 脚の筋肉と出っぱった膝蓋骨
 43 足は2階建て

Chapter 8 歌うための覚書

おわりに
参考文献

声楽家が自らの歌う感覚を大切に、解剖学の権威の監修のもとで、歌う人に必要なからだのことをまとめた待望の書。同著者による2冊の前著『うまく歌える「からだ」のつかいかた』の総集編。声楽を学ぶ人から愛好家の方、演奏家や指導者の方が普段疑問に思っているけれど誰にも聞けないことの回答がこの本に。“歌う人のための、初めての、そして、わかりやすい解剖学の本”(監修者の言葉)。

ヒトはどのように進化し、各器官はどのような特性を持ち、どのように歌えるのでしょう? そこから理解すると、あなたも歌えます。からだのことをもっと詳しく知りたい方、数多くのレッスンを受講してきたにもかかわらず悩みばかりが増える方、これから声楽を学ぶ方、無理なく末長く歌いたい方へ。

巷に溢れている発声についての言葉掛け(「ノドをあけて」「横隔膜をさげて」など)の真の意味を理解し整理しましょう。わかりやすい美しい解剖図とともに、見開き2ページで一つのテーマを解説。気になるところから読み進めください。そして歌うからだの謎を解き、安心してのびやかに歌いましょう。(出版社サイトより転載)

※2021年1月30日発売予定。ご予約はパナムジカへどうぞ。

講師プロフィール

川井 弘子(かわい・ひろこ)

倉敷市生まれ。広島大学卒業、東京学芸大学大学院修了。 独シュトゥットガルト音楽大学、オランダ政府給費留学生としてユトレヒト王立音楽院に学んだソプラノであり、米国で学んだアンドーヴァー・エジュケーター。2003年よりボディ・マッピング講座「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』 のこと」を通じて、明快な説明と元気なキャラクターで「ひろこマジック」と評判を得る。「うまく歌える『からだ』のつかいかた~ソマティクスから導いた新声楽教本~」(2015年)、その【実践編】(2018年)、「歌う人のためのはじめての解剖学」(2021年)を発刊。大学講師、合唱指揮者としての経験は10年以上。オランダ人伴奏者との毎年のリサイタル活動とともに、全国的に講座や個人レッスンを開催している。