「安積道也 教会音楽講座実践編 in 東京 ~ ドイツ語で歌う宗教的合唱曲」につきましては、定員に達したため受付を終了いたしました。
参加をご検討いただいておりました方には誠に申し訳ありませんが、なにとぞご了承ください。

コーラス・ワークショップ
安積道也 教会音楽講座実践編 in 東京 ~ ドイツ語で歌う宗教的合唱曲

エキスパートの指揮で歌って学ぶ

ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授・安積道也先生による教会音楽講座実践編を東京で開催いたします。
教会音楽とドイツ語の発音を、ドイツの音楽大学で教鞭をとるエキスパートの指揮で歌いながら学ぶことができる貴重な機会となります。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

《講師からメッセージ》
宗教曲は綺麗だけれど、歌っていて独りよがりになっていそうで怖い。外国語の発音、ダメってわかっているけれどカタカナが抜けない。ノン・クリスチャンがこんな曲を歌っていいのかしら。一体、何の曲を歌っているのだろうか。

どれも、宗教的作品と向き合うと、どこかでぶつかる問いです。宗教曲には音の並びが端正なものも多く、それに沿って声を鳴らしただけで満足しがちです。逆に、どんなに声をよく合わせてもぴんとこないものもあります。しかし、歌詞の意味するところと音楽との関係性、作曲目的、作曲家の神理解などを「知る」と、歌い手は、自身の問題意識や人生経験に照らし合わせながら歌えるようになります。なぜかというと、人間の一番人間臭いところに手を突っ込むような内容が書かれている作品が多いからです。ですから時に、宗教曲は、自らの響きを通して聞き手のみならず、歌い手自身の人生をも豊かにしてもくれます。

このワークショップでは、私の指揮と指導で皆さんとドイツ語の歌詞を持つ宗教作品を歌ってみましょう。解説付きリハーサルのような形になりますが、ドイツ語の発音のコツ、音楽とテキストの具体的な関連性、合唱における声の使い方、そして言語を超える響きを目指す時、何をクリアーしなければならないのか、ということを自らの声を持って体験していただけたらと思います。
また、過去10年間の日本における指揮者活動の経験をもとに、「日本語話者がドイツ語で歌う時」に必ずおこる問題点について、重点的に触れていきます。というのも、普段わたしは、ドイツ人の歌うドイツ語の発音を直しています。日本語話者でも意識しなければ、日本語を正しく歌えないのと同様のことがドイツ語話者でもおこるのです。すなわち、「うた」に関して言えば、正しく学び練習すれば、誰でも良い発音をものにできるのだと思っています。

今回は二人の偉大な作曲家を取り上げますが、シュッツもメンデルスゾーンも真摯に歴史を振り返り、過去の作品とスタイルから学ぶことに専心した人でした。奇をてらうことなく、必要最小限の音数で構築される彼らの音楽は、ともすれば時代遅れ、退屈でつまらないものと思われがちですが、一つ一つの音や和音に与えられる役割は尋常ではありません。また課題の二曲は、礼拝音楽の中で高みの極みと低みの極みで歌われる対極的な作品です。短い時間ではありますが、その背景も含めて作品を理解し、皆さんと歌ってみたいと思います。(安積道也)

安積道也 教会音楽講座実践編 in 東京

講座概要

講座名 安積道也 教会音楽講座実践編 in 東京 ~ドイツ語で歌う宗教的合唱曲
講師 安積道也(ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授)
日程 2023年8月20日(日)
時間 14時00分~17時00分(受付30分前)
会場 リリカホール
〒151-0071 東京都渋谷区本町2-14-2 リリカアートスクール地下
(京王新線初台駅より徒歩6分)
演奏曲 演奏曲 
メンデルスゾーン作曲《Jauchzet dem Herrn alle Welt》詩篇100篇 (ハ長調)
シュッツ作曲《Ehre sei dir, Christe》(Matthäuspassion SWV 479より)

※楽譜の入手方法につきましては、お申し込み受付時にご案内いたします。

受講料 一般3,000円 ユース1,500円(税込)
※ユースコースは、1993年1月生まれ以降の方が対象です。
定員 全パート計70名
※定員に達し次第受付を締め切ります。

申込方法

定員に達したため受付を終了いたしました。

「ユース・サポート」対象セミナー
1993年1月生まれ以降の方が対象のコースです。
お申し込みの際「備考欄」に生年月日をご記入ください。

講師プロフィール

安積道也(あづみ・みちや)

シュトゥットガルト、並びにフライブルク国立音楽大学にて教会音楽家A課程と大学院合唱指揮科を最優秀で修了。ドイツ国家資格教会音楽家最高位(A級カントール)取得。2004年第1回バイロイト合唱指揮者コンクール優勝。在独中、ギュンタースタール聖マリア教会音楽監督とフライブルク独仏合唱団常任指揮者を兼任。これまでに、合唱指揮をM.シュルト–イェンセン、D.クルツ、H.M.ボイエレに、管弦楽指揮法をS.サンドマイヤーに、オルガンをJ.ラウクヴィック、H.ドイッチュに、グレゴリオ聖歌をG.ヨッピヒに、声楽をE.B.ヒレマン、B.ゲルトナー各氏に師事。
2009〜2019年西南学院音楽主事。在任中オラトリオ作品に特化した合唱団の設立や、演奏会の企画・演奏など学院の音楽事業を手掛ける傍ら、全国各地で客演指揮、オルガンコンサート、合唱団や講習会の指揮や指導、講師を精力的に務める。教会音楽の理論と実践を専門とし、アカペラから管弦楽付きオラトリオ作品まで、幅広いレパートリーを持つ。エリザベト音楽大学元非常勤講師、キリスト教礼拝音楽学会海外会員。

2020年ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授に就任。再びドイツに拠点を移し、教会音楽科教育課程における指揮科の責任者として後進の育成と教会音楽・合唱音楽の発展に尽力する。コロナ禍において、常任を務めるハイデルベルク教会音楽室内合唱団を率い、マンハイム室内管弦楽団、古楽オーケストラ・ラルパ・フェスタンテらと、『マタイ受難曲』(バッハ)、『レクイエム』(モーツァルト)、『エジプトのイスラエル人』(ヘンデル)などを上演。

※この講座は対面で開催いたします。アーカイブ動画の配信は予定しておりません。

※お客様のご都合による欠席の場合、返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。

※お申込み・お支払い完了後、参加方法を記載したメールがお手元に届きます。お申込み後、2日経ってもメールが届かない場合は、弊社までご連絡ください。携帯電話の迷惑メールフィルターの設定で、@zoom.us / @choruscompany.com からのメールを「受信する」にしてください。