緊急開催!ウクライナ音楽界復興支援オンラインセミナー
髙谷光信「私が学んだウクライナの魂」

ウクライナ音楽界復興支援オンラインセミナー

ウクライナのオーケストラで約20年間常任指揮者を務めている髙谷光信氏を講師にお招きしたオンラインセミナーを緊急開催いたします。
ウクライナとの出会い、20年間の音楽活動の軌跡、侵攻によるウクライナ音楽界への影響と戦時下のオーケストラ団員達の様子、停戦後のウクライナ音楽界復興のために髙谷氏が日本で行っている支援活動などを過去、現在、未来を通してお話を伺います。そして『自由への希求と尊厳』を失わないウクライナの人達が持つスラヴ民族の魂とは何なのかを音楽家の視点で紐解いていただきます。

《講師からのメッセージ》
皆様がご存知のように、今ウクライナはロシアによる侵攻を受けています。そのウクライナで、私はチェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団というオーケストラの常任指揮者を約20年間務めてきました。この侵攻により、ウクライナという国は広く知られるようになりました。しかし、それは今起きている悲しい現状ばかりです。私はウクライナで素晴らしい恩師、親友、仲間に出会い、これまで音楽活動を続けてまいりました。そこには豊かな音楽文化が根付いています。音楽家は皆、誇りを持ってスラヴ音楽を奏でていました。そして、素朴で暖かいウクライナの人達は皆、音楽を愛していました。たとえクーデターが起きても、激しい騒乱が起きても、ウクライナで音楽が鳴り止むことはなかったのです、この侵攻が始まるまでは。この講座では、私がウクライナで体験したこと、感じたこと、学んだこと、そしてウクライナの人々がどんな人たちなのかをお話します。また、現在の楽団員の様子や私が日本で行なっている支援活動についてお話することで、皆様にウクライナのことを知っていただき、共に想いを馳せる機会となっていただけることを願っています。
(髙谷光信)

髙谷光信「私が学んだウクライナの魂」

講座概要

講座タイトル 髙谷光信「私が学んだウクライナの魂」
講師 髙谷光信
(ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団 常任指揮者・一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会理事長)
モデレーター 坂元勇仁(レコーディング・ディレクター)
日時 2022年9月9日(金) 19時00分~20時30分(90分)※受付開始30分前
内容 ①ウクライナとの出会い
〈私は何故キーウへの留学を決めたのか〉
~師匠・親友・オーケストラとの出会い~
②チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団の指揮者として
〈20年間に渡るチェルニーヒウフィルとの思い出〉
~ウクライナの父・日本との架け橋に・クリミア危機~
③ロシア・ウクライナ侵攻
〈ウクライナの音楽界は今〉
~楽器を銃に持ち替えた団員たち・私が日本でできること~
④ウクライナの魂とは
〈音楽家の視点から見たウクライナ〉
~ウクライナの人たち・スラヴ音楽を奏でつづけること~
受講料 2,000円(税込)
※受講料は、一部の経費を除き全額一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会に支援金として送られます。
アーカイブ動画視聴期間 2022年10月31日(月)まで

申込方法

下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。

講師プロフィール

髙谷光信(たかや・みつのぶ)

東京混声合唱団指揮者(2019年4月~)ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団常任指揮者(2012年4月~)一般社団法人日本ウクライナ音楽協会理事長(2022年2月~)ウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院指揮科首席卒業。また国家演奏家資格、ディプロマを最優秀の成績で取得。指揮を故小松一彦、故伊吹新一、田中良和、藏野雅彦、辻井清幸、V.プラソロフ、故E.ドゥーシェンコ、N.スーカッチに師事する。ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団の招致により『ホロヴィッツ国際ピアノマスタークラス』『ウクライナ国際シヴィール音楽祭』『ウクライナ国際音楽祭・キエフ夏の音楽の夕べ』『ウクライナ国際バルトケーヴィッチ音楽祭』などに出演し「高い音楽性でソリストを支え音楽祭を成功に導いた。」(KievPost)と高く評される。2010年より『ウクライナ国際マスタークラス指揮・ヴァイオリン・ピアノ部門』の講師・審査員・指揮者を務める。2017年3月在ウクライナ日本大使館後援事業~ウクライナ日本国交25周年記念「チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団特別演奏会」(2017.3.18/3.20)に出演しウクライナ国立ドゥムカ合唱団と共演する。また日本から「アンサンブルつるみ合唱団」やソリストも来訪しTV・新聞にて大きな話題として報じられた。2017年からフジコ・ヘミングと共演を重ね好評を博す。2022年2月1日に「一般社団法人日本ウクライナ音楽協会」を創設。理事長に就任する。現在までに東京混声合唱団、神戸市混声合唱団、ウクライナ国立ドゥムカ合唱団、チェルニーヒウ州立ボルトニャンスキー室内合唱団、ウクライナ国立リヴィウフィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、兵庫芸術センター管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、名古屋芸術大学フィルハーモニー管弦楽団、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、愛知室内オーケストラ、Osaka Shion Wind Orchestra、神戸市室内合奏団、武庫川女子大学音楽学部オーケストラ、大阪芸術大学管弦楽団などを指揮。大阪芸術大学演奏学科客員准教授。名古屋芸術大学芸術学部音楽領域・大学院、武庫川女子大学音楽学部、各講師。第16回京都芸術祭京都市長賞受賞(2002年京都)チェルニーヒウ州文化功労賞受賞(2012年7月ウクライナ)チェルニーヒウ州行政長文化功労感謝状受彰(2019年7月ウクライナ)

一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会について

2022年2月1日創設。
ウクライナには素晴らしい音楽文化が根付いている。ウクライナ国立フィルハーモニーホールやウクライナ国立歌劇場などの世界的な劇場を擁し、キーウ国立バレエ団、ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団、ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団はじめ多くのプロオーケストラが活躍している。また、キーウ、ハルキウ、オデーサなどにも歴史のある音楽院が存在し、ホロビッツ(ピアノ)バシュメット(ビオラ)プロコフィエフ(作曲)ルイセンコ(作曲)のように世界レベルの有名音楽家を多く輩出してきた。しかし、才能ある演奏家たちが査証や経済面など様々な理由により、世界に紹介される機会は多くない。
《一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会》はそのような現状を顧み、日本とウクライナの音楽文化の架け橋となり両国の音楽家をサポートするという理念の下、活動を開始した。
しかし、2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻により、音楽家たちの多くは隣国への避難を余儀なくされ、高齢者以外の男性や志願した女性は楽器を銃に持ち替えて軍隊で戦っており、音楽活動ができない環境となっている。
当協会は当面の活動内容を「停戦後のウクライナ音楽界復興支援」と定め、日本で支援コンサートなどを主催している。これまで「ウクライナ支援コンサート〜日本から想いを紡ぐ〜」「フジコ・ヘミング ピースフルコンサート」などを開催。また、ウクライナの作曲家 シルヴェストロフによる「ウクライナへの祈り(無伴奏合唱曲版)」の日本初演・世界配信企画なども行った。
コンサート等でお客様より戴いた支援金は、当協会を通しウクライナ音楽界復興の資金としてウクライナに届ける。
「何を求められ、何をするべきか、何ができるのか」をモットーに、支援および音楽を通した日本とウクライナの国際交流のため活動している。

一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会 公式サイト

オンライン・セミナーについて

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