パナムジカ35周年記念オンラインセミナー
世界の音楽出版社シリーズ⑤ 音楽之友社 
~未出版作品の刊行を通して新たに知る 三善晃合唱作品の魅力

パナムジカ35周年記念オンラインセミナー

延期となっておりました「世界の音楽出版社シリーズ⑤ 音楽之友社」につきまして、講師ならびに内容の一部を変更して開催いたします。

昨年末、音楽之友社から出版され、日本の合唱界に大きな話題を提供した『唱歌の四季/山田耕筰による五つの歌』『唱歌の四季Ⅱ』『三善晃合唱曲選』の3作品を中心に、三善晃合唱作品の魅力や合唱界への貢献、没後も演奏され続ける理由等について、三善晃先生と親交の深かった古橋富士雄、鈴木輝昭、清水敬一の3氏からたっぷりお話を伺います。
あわせて、この度の秘蔵作品出版の経緯や近年の音楽之友社刊行合唱楽譜、そして今後の企画展望について、合唱を愛してやまない担当編集者のお話も!
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます

世界の音楽出版社シリーズ⑤ 音楽之友社

講座概要

講座タイトル 世界の音楽出版社シリーズ⑤ 音楽之友社 
~未出版作品の刊行を通して新たに知る 三善晃合唱作品の魅力
講師 古橋富士雄(合唱指揮者)
鈴木輝昭(作曲家)
ゲスト 清水敬一(合唱指揮者)
モデレーター 服部純也 (音楽之友社・合唱担当編集者)
日程 2022年4月22日(金)
時間 19時00分~20時30分(90分)※受付開始30分前
受講料 1,000円(税込)
主な内容 1. 三善晃の合唱作品、没後9年を経て振り返る
・とっておき秘話
各先生方の三善先生との思い出、作品との出会い、思い入れのある曲
・大の三善ファン・合唱担当者の想い
先生とお会いしたかった! 溢れる畏敬の念
 編集する中で改めて感じた三善作品の見事さ

2. 最近出版した三善晃作品について
・秘蔵作品出版の経緯・過程
・『唱歌の四季/山田耕筰による五つの歌』=従来版からの差異・改善点、
・『唱歌の四季Ⅱ』=『唱歌の四季』との違い、演奏上のポイント
・『三善晃合唱曲選』= 幻のあの曲が! こんな曲まで! ファン垂涎の一冊。

3. 音楽之友社合唱楽譜の「いま」と「これから」
・『信長貴富アカペラ・コーラス・セレクション』
・『グリークラブ・ソングセレクション』
・その他、近刊新刊より注目の合唱楽譜をご紹介

主催 株式会社パナムジカ
企画・運営 株式会社コーラス・カンパニー

申込方法

下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。

プロフィール

古橋 富士雄(ふるはし・ふじお)

指揮法を斎藤秀雄、高階正光、紙谷一衛、作曲を島岡譲、矢代秋雄、ピアノを宮島敏の各氏に師事。これまでにオペラ界の草分け的存在である「原信子オペラ研究所」の専属ピアニスト、「NHK 東京児童合唱団」常任指揮者(音楽監督)、桐朋学園大学音楽学部講師、東京家政学院短期大学講師、日本合唱指揮者協会理事長、浜松市アクトシティ音楽院音楽監督を歴任する。特に40数年に渡り「NHK東京児童合唱団」を世界レベルの合唱団に育て、国内外数多くの賞を受賞。又、定期演奏会、海外演奏旅行、NHK「Nコンon the Web」の解説者、オペラ、オーケストラとの共演等に加え、「天皇陛下御在位60周年(昭和天皇)」「天皇陛下御在位10周年(今上天皇)」などにも出演する等、様々な演奏活動を通じて音楽性、演奏技術の両面において、日本における第一線の演奏団体に育てた氏の力量は称賛されている。現在、8の合唱団の音楽監督を務める他、全国各地の講習会、コンクールの審査等、常に合唱界の指導的立場を担っている。2013年9月より福島県相馬市の子供達を対象に東日本大震災後の復興支援活動として、また2019年より視覚障害を持つ子供たちを対象にエル・システマジャパンの合唱・音楽監督として指導にあたっている。
著書に「合唱のための外国語作品が解る本」「必ず役に立つ合唱の本=日本語作品編」がある。
現在NHK東京児童合唱団名誉指揮者、日本コダーイ協会副会長、日本合唱指揮者協会常任相談役。

鈴木 輝昭(すずき・てるあき)

1958年 仙台生まれ。桐朋学園大学作曲科を経て同大学研究科を修了。三善晃氏に師事。第46回(室内楽)および第51回(管弦楽)日本音楽コンクール作曲部門において、第1位、2位を受賞。1984年、日本交響楽振興財団第7回作曲賞。1985年および1987年旧西ドイツのハンバッハ賞国際作曲コンクール、管弦楽、室内楽両部門において、それぞれ1位を受賞。以後、管弦楽作品がヨーロッパ各地で演奏、放送される。1988年、仙台において、オペラ「双子の星」(宮澤賢治原作)を初演。1990年、第16回民音現代作曲音楽祭の委嘱による、二群の混声合唱とオーケストラのための「ヒュムノス」が初演される。1991年、村松賞受賞。1994年、演奏・作曲家集団〈アール・レスピラン〉同人として、第12回中島健蔵音楽賞を受賞。2001年、宮城県芸術選奨受賞。同人アール・レスピラン等に所属。2007年より、邦人室内楽作品による公演〈Point de Vue 〉(視座)を主催。日本作曲家協議会理事。2012~2017年、東京藝術大学作曲科講師を勤める。桐朋学園大学音楽学部教授。合唱作品の多くが出版、CDリリースされている。
主な作品として「弦楽四重奏曲」(1983)、「ヴァイオリン協奏曲」(1984)、「交響的変容」(1985)、「プロラツィオ」クラリネットと13楽器のための(1990)、「5つの協奏的断章」室内管弦楽のための(1994)、「みみをすます」童声合唱と管弦楽のための(1999)、「レクイエム」混声合唱と管・打楽アンサンブルのための(2000)、「カント マニエリスモ」室内管弦楽のための(2001)、「遠野幻燈」二群の童声合唱とパーカッションのための詩曲(2002)、「ティル ナ ノグ」(2004)、「ソン・ストラクチュール第2番」5人の奏者のための(2007)、弦楽四重奏曲第2番(2008)、「祭壇画」室内管弦楽のための(2009)、「じゅうにつき」同声合唱と弦楽オーケストラのための(2010)、無伴奏チェロ組曲第1番、「ディヴェルティメント」チェロ合奏のための(2011)、「スピリチュエル」弦楽オーケストラのための(2013)、弦楽四重奏曲第3番 (2014)、「スピリチュエル Ⅱ」チェロとピアノのための(2015)、ピアノ三重奏曲第1番(2016)、「スピリチュエルⅢ」ヴァイオリンとピアノのための(2018)、弦楽四重奏曲第4番(2019)、無伴奏チェロ組曲第2番(2021)、ピアノ三重奏曲第2番(2022)などのほか、多数の合唱作品がある。

清水 敬一(しみず・けいいち)

1959年5月東京生まれ。1982年3月早稲田大学理工学部電気工学科卒業。指揮法を遠藤雅古、V.Feldbrill、合唱指揮を関屋晋の各氏に師事。管弦楽と合唱のための作品のコーラス・マスターを務める一方、約20の合唱団の指揮者を任され、初演作品も数多い。国内外の音楽祭・合唱コンクール・作曲コンクールの審査員を歴任。著書に『合唱指導テクニック』(NHK出版)、『合唱指揮者という生き方 私が見た「折々の美景」』(アルテスパブリッシング)。月刊『教育音楽』(音楽之友社)に「折々の美景 合唱指揮者から見た世界」を連載中。現在、全日本合唱連盟およびJCDA日本合唱指揮者協会理事。東京芸術大学附属音楽高等学校講師。

三善 晃(みよし・あきら)

1933 年東京府東京市杉並区阿佐谷(現:東京都杉並区)生まれ。3 歳の頃から自由学園の子供ピアノ・グループでピアノ、ソルフェージュ、作曲を学び、小学校に入った頃から平井康三郎に作曲とヴァイオリンを師事した。後には池内友次郎に師事する。都立高等学校尋常科から同高等科を経て1951 年東京大学文学部仏文科に入学。在学中の1953 年、『クラリネット、ファゴット、ピアノのための「ソナタ」』が第22 回日本音楽コンクール作曲部門第1位、1954 年『ピアノと管弦楽のための「協奏的交響曲」』が第3回尾高賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞し注目される。
フランスから日本に来ていたレイモン・ガロワ・モンブランに高校3 年生の時から師事したことがきっかけとなり、1955 年フランス政府給費留学生としてパリ音楽院に留学、現地でレイモン・ガロワ・モンブラン、アンリ・シャランに師事。アンリ・デュティーユの影響も受ける。1957 年帰国、東京大学に復学し1960 年に卒業。この頃から毎年のように大作を発表しており、管弦楽、室内楽、歌曲などのほか、多くの合唱曲がある。とりわけ合唱と管弦楽(オーケストラ)という編成によって書かれた『レクィエム』(1971 年)、『詩篇』(1979 年)、『響紋』(1984 年)の三つの作品は反戦という大きなテーマを持つ代表曲である。
音楽詩劇『オンディーヌ』(1959 年)で芸術祭賞とイタリア賞を受賞。『ピアノ協奏曲』(1962 年)、『管弦楽のための協奏曲』(1964年)、『チェロ協奏曲』(1974 年)、『童声合唱とオーケストラのための「響紋」』(1984 年)で、第11 回・第13 回・第23 回・第33回尾高賞受賞。1995 年から1998 年まで『夏の散乱』、『谺つり星』、『霧の果実』、『焉歌・波摘み』と毎年オーケストラ作品を発表、
『焉歌・波摘み』では自身6回目の尾高賞を受賞した。1999 年3 月には初めてのオペラ作品である〈支倉常長『遠い帆』〉を発表、その成果により第31 回サントリー音楽賞を受賞。その他にも日本芸術院賞をはじめ、モービル音楽賞(現ENEOS 音楽賞)、毎日芸術賞、有馬賞、フランス政府よりパルマ学芸賞、同文芸オフィシェ賞など受賞多数。
「三善晃ピアノコンクール」、「Miyoshi Net ピアノコンクール」の審査委員長なども務め、ピヨトル・ラヘルト、ピュイグ・ロジェと並んでピアノ教育に晩年まで取り組んだ。また、「ロン=ティボー国際コンクール」や「エリザベート王妃国際音楽コンクール」などの国際審査員も務めた。
東京藝術大学講師、桐朋学園大学学長、日本現代音楽協会委員長、日本音楽コンクール委員長、東京文化会館館長などを歴任。1999 年12 月芸術院会員となり、2001 年11 月文化功労者に選ばれる。
2013 年10 月没。

出版社プロフィール

株式会社音楽之友社(ONGAKU NO TOMO SHA CORP.)

東京都新宿区に本社を置く日本の音楽出版社。1941年(昭和16年)12月1日、戦時統合により当時の音楽雑誌発行元3社の合併により設立された。
音楽雑誌の出版社として創業し、第二次世界大戦後に楽譜や音楽に関する書籍の出版を開始した。その後は音楽教科書の発行、音楽学習者向けの辞典類・理論書・教材の発行なども手がける、クラシック音楽の総合出版社である。
神楽坂の本社ビルには220名を収容可能な小ホール「音楽の友ホール」を併設し、室内楽・声楽などの演奏会を開催している。創立70周年を記念して、コーポレート・スローガン「音楽の力を信じ 音楽の心を伝えたい」を制定した。略称は音友(おんとも、ONTOMO)。

音楽之友社公式サイト

世界の音楽出版社シリーズ ラインナップ

① ブライトコプフ&ヘルテル  2021年11月10日(水) 19時~20時30分 ※終了
② ブージー&ホークス     2021年12月8日(水) 19時~20時30分 ※終了
③ オックスフォード大学出版局 2022年1月26日(水) 19時~20時30分 ※終了
④ ベーレンライター      2022年2月16日(水) 19時~20時30分 ※終了
⑤ 音楽之友社         2022年2月18日(金) → 4月22日(金) 19時~20時30分 ※日程変更
⑥ カールス          2022年3月23日(水) → 4月6日(水) ※終了
⑦ ショット          2022年4月20日(水) 19時~20時30分 詳細・お申込みはこちら
⑧ ヘンレ           2022年5月4日(水・祝) 18時~19時30分 詳細・お申込みはこちら

これまでの35年に感謝を、そしてその先の未来へ

1986年創業。
パソコンはもちろん、携帯電話すら普及していなかった時代に、専門性とスピードを武器に、音楽業界では珍しかった通販という形でスタートして35年。
京都の片隅の小さな楽譜屋を信頼し、愛用し、力を貸してくださった多くの方々に心からの感謝をこめて、記念企画を開催いたします。

そしてその先の未来へ・・・

社会の仕組みが大きく変わっても、楽譜提供を通じて音楽文化の発展に貢献するという使命は変わりません。更なる飛躍を目指しパナムジカは歩みを進めます。 パナムジカ35周年記念スペシャルサイト

※このオンラインセミナーは、主催者からの委託を受け、株式会社コーラス・カンパニーが企画・運営いたします。お客様の情報は、主催者と運営者の間で共有しますことを予めご了承ください。

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