本山秀毅 オンライン・ゲシュプレヘス・ゼミナール【第2シリーズ】
J.S.バッハ 教会カンタータ①(全3回)
バッハの作品と対話するセミナー待望の第2シリーズ!
J.S.バッハの作品を本山秀毅氏が演奏者の立場からわかりやすく解説する、オンラインセミナーの第2シリーズがはじまります。
氏が、主宰する「京都バッハ合唱団」とともに長年行ってきた、解説付きの演奏会「ゲシュプレヘスコンツェルト Gesprecheskonzert (対話のある演奏会)」から名を借りたこのセミナーでは、バッハ作品の聞きどころや、演奏上の注意点を、バッハの宗教観、作曲された時代の歴史的背景、音楽的技法、言語など様々な視点から解説していただきます。この第2シリーズでは、バッハの創作活動において重要な位置を占めていた教会カンタータの中から3曲を取り上げます。
《講師からのメッセージ》
近年、われわれとバッハの教会音楽との距離が近づいてきたことを感じます。特に代表的な作品については、実際に聴衆として演奏を聴くだけではなく、合唱メンバーとして参加できる機会も多くなりました。それと共に、作品のさらなる深い理解を求める流れも生まれています。2つの受難曲やロ短調ミサが優れた作品であることは言うまでもありませんが、それらが数多くの「教会カンタータ」の延長線上にあることは重要です。バッハの「日常」を意味するカンタータを深く掘り下げることによって、表現方法や音楽的な価値はもとより、作曲家の「思い」に到達するヒントが見いだされると考えます。
作品との対話を意味する「ゲシュプレヘス」を掲げて、音楽を細かくひも解くことによって、一つ一つの音楽的な表現がどのようにバッハの意図につながっているのかを探究する知的な興奮にあふれたひと時としたいと考えています。(本山秀毅)
<講座の進め方>
有名なカンタータの解説書アルフレード・デュル「Die Kantaten von Johann Sebastian Bach」がそうであるように、まず教会暦におけるカンタータの役割を探り、当日の福音書章句や使徒書簡と用いられているテキストとの関連を確認します。続いてバッハの音楽がそのテキストをどのように表現しているかについて、実際に音の例と譜面を参照しながら詳細に観察します。Zoom方式による進行は、楽譜と音源を提示しながら解説を加えることを可能にしていますので、必ずしも楽譜を用意いただく必要はありません。楽譜には日本語訳を付していますが、もちろん事前に楽譜と対訳を参照していただくことは理解をスムーズにすると思います。大切なことは音楽の全容だけではなくテキストの意味とその背後にある概念の把握が、カンタータの理解には欠かせないということです。講座で一読するだけでは理解が困難な部分もありますので、対訳に関しては事前の送付を行います。
講座概要
講座名 | 本山秀毅 オンライン・ゲシュプレヘス・ゼミナール【第2シリーズ】 「J.S.バッハ 教会カンタータ①」 |
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講師 | 本山秀毅 |
日程 | 2021年 第1回 10月15日(金)カンタータ105番 第2回 11月19日(金)カンタータ6番 第3回 12月17日(金)カンタータ152番 |
時間 | 各回とも10時30分~12時00分(90分)・受付30分前より |
受講料 | 3回通し5,000円(税込)※各回ごとの受講設定はございません。 |
申込方法
下記「受講申込をする」ボタンよりお進みください。
講師プロフィール
本山秀毅 (もとやま・ひでき)
京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業。フランクフルト音楽大学合唱指揮科卒業。帰国後はバッハを主とする宗教音楽を中心に演奏活動を続ける。
「バッハアカデミー関西」を設立し、「教会暦によるカンタータシリーズ」によりバッハの声楽作品の全曲演奏に取り組んでいる。1995年にはオレゴンバッハフェスティバルに、また2002年5月にはライプツィヒバッハフェスティバルに招聘され、バッハのミサ曲などを演奏し好評を博した。
また一般・大学合唱団の客演指揮者、合唱指導法などの講習会の講師、全日本合唱コンクールをはじめとするコンクールの審査員として合唱音楽の普及にも努めている。同時に関西におけるプロ合唱団とオペラ作品の合唱指揮にも活躍している。第15回藤堂音楽褒賞、2001年京都市芸術新人賞受賞。
指揮をヘルムート・リリング、ヴォルフガング・シェーファー・ウベ・グロノスタイの各氏に師事。
現在、大阪音楽大学学長・教授、大阪音楽大学付属音楽院講師、びわ湖ホール声楽アンサンブル桂冠指揮者。京都バッハ合唱団主宰。
オンライン・セミナーについて
※このオンライン座談会は、Zoomの「ウェビナー」システムを利用して行います。受講者は音声、ビデオともオフの状態での参加となります。
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