モーツァルト《レクイエム》KV626ジュスマイヤー版2024.8.12Monday
オラトリオ・アカデミー待望の復活!
モーツァルト《レクイエム》を知って聴くレクチャーコンサート
モーツァルトの絶筆となった《レクイエム》KV626は、本来ステージ用ではなく、礼拝用に書かれたものであった。死者の魂が1日でも早く永遠の安らぎを得られるよう、祈り願うものであり、ここには、死期を見据えたモーツァルトの並々ならぬ想いが散りばめられている。夏のお盆を前に、宗教は異なれど、万人に等しく訪れる「死」と向かい合った一人の天才が遺した音楽に身を委ねてみてはいかがであろうか。演奏会冒頭には、モーツァルトのレクイエムの基礎知識と聴きどころを、指揮者が、独自の視点から演奏を交えて解説するので、「レクイエム初心者」も大歓迎である。(安積道也)
- 日程 2024年8月12日(月・振休)
- 時間 開演14:30(開場14:00)
- ※開演後、指揮者による解説ののち全曲演奏
- 会場 福岡市立西市民センター ホール
- 福岡市西区内浜1-4-39
福岡市営地下鉄 姪浜駅から徒歩 約5分 - 入場料(税込)
一般 1,500円 学生 500円 - 指揮・お話し
安積道也(ドイツ・ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授) - 独唱
ソプラノ 志方緑
アルト 関根真理子
テノール 江川靖志
バリトン 原尚志 - 管弦楽
オラトリオ・アカデミー・アンサンブル福岡 - コンサートマスター 大内山薫
- 合唱
福岡オラトリオ・アカデミー2024合唱団 - 演奏曲
《レクイエム》KV626 - ジュスマイヤー版 事前解説付き
主催:福岡オラトリオ・アカデミー実行委員会
協力:株式会社コーラス・カンパニー
お問い合わせ 株式会社コーラス・カンパニー
TEL 075-415-8686
お申し込み・電子チケット
※電子チケットのご利用にはスマートフォンが必要です。 ※電子チケットのご購入には別途発券手数料2%がかかります。 ※学生券を購入された方は入場時に学生証をご提示ください。 ※電子チケットは他のアイテムと一緒に購入することができません。
お申し込み・紙チケット
※紙チケットはお申し込みのご住所に郵送されます。 ※紙チケットのご購入には、別途送料・手数料が300円かかります。 ※学生券を購入された方は入場時に学生証をご提示ください。
以下のプレイガイドでもお求めいただけます。
[チケットぴあ] http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2417125(Pコード:270615)
プロフィール
福岡オラトリオ・アカデミー
2012年、元西南学院音楽主事の安積道也によって立ち上げられた「オラトリオ・アカデミー」は、当時福岡最大級の合唱団であり、バッハ「マタイ受難曲」やメンデルスゾーン「エリア」など毎年大規模なオラトリオ作品を上演してきた。歌詞と背景の正しい理解、そして様式感を伴う演奏を目標に掲げ定期的に活動してきたが、2019年、指揮者の渡独を受けて団は解散。しかし、元指揮者の一時帰国に合わせ多くのメンバーが再集結し、この度、「福岡オラトリオ・アカデミー合唱団」として復活公演に至った。全国から合唱に加わった新たなメンバー、地元を代表する豪華なソリスト陣に加え、歌詞を念頭に置いて演奏できる器楽奏者が集結し、腰の入った本格的な演奏をお届けする。
指揮者・お話し 安積道也(ドイツ・ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授)
シュトゥットガルト、並びにフライブルク音楽大学にて教会音楽科A課程と大学院合唱指揮科を最優秀で修了。ドイツ国家資格教会音楽家最高位(A級カントール)取。合唱指揮をM. シュルト=イェンセン、管弦楽指揮法をS. サンドマイヤーに師事。
2009〜19年、福岡にて西南学院音楽主事。在任中オラトリオ作品に特化した合唱団「オラトリオ・アカデミー」を設立。学院の音楽事業を手掛ける傍ら、全国各地で客演指揮、オルガンコンサート、合唱指導、講習会講師、合唱コンクール審査員などを幅広く活動した。教会音楽の理論と実践を専門とし、アカペラから管弦楽付きオラトリオ作品まで、幅広いレパートリーを持つ。エリザベト音楽大学元非常勤講師。
2020年、ハイデルベルク教会音楽大学合唱指揮科教授に就任。再びドイツに拠点を移し、教会音楽家の育成と合唱音楽の発展に尽力する。ハイデルベルク教会音楽大学室内合唱団常任指揮者。「ハイデルベルク春の音楽祭」にてバッハ「マタイ受難曲」上演。音楽大学主催SummerSchoolプロジェクトリーダー・指揮。(2022年:「エジプトのイスラエル人」、2023年William Byrd没後400年記念、2024年:八歌集出版500年/バッハ・コラールカンタータ300年記念事業)
ソプラノ 志方緑
宗像市出身。福岡教育大学芸術過程(音楽)卒業。同大学院(演奏学)修了。県立高校講師を経て2017年渡伊(ミラノ)Luciana Serra氏に師事し研鑽を積む。2017年~2019年モーツァルテウム音楽大学国際音楽アカデミー、カリアリ国際音楽アカデミー等マスタークラスを修了。第22回日本クラシック音楽コンクール全国大会一般の部入選。2013年読売日本交響楽団と共演。2018、2019年伊独5都市にてコンサート出演。2011年よりホテル日航福岡チャペル定期演奏会にてバッハの受難曲やカンタータ、ヘンデルのメサイア等ソリストを務める。これまでに大屋省子、橋本エリ子、原尚志、林満理子、河野明子の各氏に師事。現在は福岡を拠点に、中学校非常勤講師の傍ら、演奏活動、合唱指導、ヴォイストレーナー等を行っている。福岡ゾリステン会員。
アルト 関根真理子
広島市出身。島根大学教育学部音楽教育専攻卒業、同大学教育学研究科修了。声楽を、番場ちひろ、佐々木直樹の両氏に師事。モーツァルト、J.M.ハイドンの「レクイエム」、バッハの「クリスマス・オラトリオ」など、数々の演奏会においてアルトソリストを務める。これまでに、島根総合福祉専門学校専任講師、島根大学教育学部特任助教として「ソルフェージュ」を担当。比治山大学AP事業アクティブ・ラーニングコーディネーターを経て、現在福岡女子短期大学子ども学科専任講師。
松江バッハ・カンタータ・フェライン会員。同会員として、また盛岡バッハ・カンタータ・フェライン等の合同合唱団の一員として、聖トーマス教会にてPauliner Barockensembleと共演。Hiroshima Bach Soloists団員。
テノール 江川靖志
福岡教育大学大学院修了。モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」、バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、ロッシーニ「小荘厳ミサ」等のソリストを務める。2019年8月ドイツのノイボイアンで開催された宮廷歌手Oskar Hillebrandt氏によるマスタークラスを受講、高い評価を得た。これまでに吉田由布子、KayoHashimotoHillebrandt、宮廷歌手Oskar Hillebrandtの各氏に師事。現在、久留米大学附設高等学校・中学校非常勤講師、近畿大学九州短期大学通信教育部保育学科特任講師、合唱団ヴァンヴェール指揮者、混声合唱団ポロロッカ指揮者。2022年、久留米市より久留米市芸術奨励賞を授与された。
バリトン 原尚志
和歌山県出身。
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。
同大学院音楽研究科修士課程 オペラ専攻修了。
第41回全日本学生音楽コンクール西日本大会1位
第14回日本声楽コンクール2位(1位なし)。田中路子賞及び東京都知事賞受賞。平成17年度文化庁新進芸術家国内研修制度国内研修員。
芸大オペラ「イドメネオ」アルバーチェでオペラデビュー後、「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール・「コシ・ファン・トゥッテ」グリエルモ等多数のオペラに出演し、舞台映えする容姿とその存在感溢れる演技で好評を博している。
近年においては、ドイツ歌曲の演奏法・解釈法・発音法を研究することを目的に「福岡ゾリステン」を設立し、ドイツ歌曲の普及に努めている。
東京二期会会員。福岡ゾリステン主宰。福岡教育大学教授。