ヴォーカル・アンサンブル カペラ 2023/2024 定期公演 1  オケゲムのレクイエム
ヴォーカル・アンサンブル カペラ 2023/2024 定期公演 1 シリーズ ルネサンス音楽の名曲 3
オケゲムのレクイエム  美しき哀悼歌
~グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによるミサ形式の演奏会
2023.10.27Friday

光の中へ__。最古の多声ミサ曲を典礼形式で。

亡くなった人を追悼する音楽には、心を揺さぶる美しい名曲が古今数多くあります。最古にして最も多く歌われてきたのは、言うまでもなくグレゴリオ聖歌の死者のためのミサですが、最も古い多声のミサ曲として知られるのが15世紀の大作曲家オケゲムの作品です。そして最古と言うだけでなく、数あるレクイエムのなかでも特筆すべき傑作です。

グレゴリオ聖歌のレクイエムの旋律が、慰めに満ちたハーモニーで光の世界へ誘うかのように響きます。またそうかと思うと驚くほど劇的な展開が繰り広げられる箇所もあります。通常の1声部2名編成のアンサンブルのほか、1人1声のソリスティックな編成も織り交ぜ、そういった作品の真価が浮き彫りになるような、カペラとしても今までとは違ったアプローチの演奏を目指しています。いろいろな演奏を耳にされた方にとってもきっと新しい発見があることと思います。可能性に満ちたカペラの新境地に、どうぞご期待ください。

今回の演奏会では、このオケゲムのミサ曲に朗読や祈祷などを交え、典礼の形式で演奏します。またプログラム後半ではルネサンス時代にさまざまな機会に作られた追悼音楽の名作ばかりを集めました。秋の一日、心静かに生と死に思いをめぐらせていただければ幸いです。(ヴォーカル・アンサンブル カペラ)

日程 2023年10月27日(金)
時間 開演19:00(開場18:15)
*開演20分前より音楽監督の花井哲郎による説明があります。
会場 カトリック関口教会 東京カテドラル聖マリア大聖堂
東京都文京区関口3-16-15
東京メトロ有楽町線「Y12 江戸川橋駅」1a 出口より徒歩約15 分
都営バス白61系統「ホテル椿山荘東京前」下車徒歩1分
入場料 
 一般席・前売り 4,600円(当日5,100円)
 ペア席・前売り 8,500円(前売りのみ)
 学生席 2,500円
※全席自由
*会員優先席あり
演奏 ヴォーカル・アンサンブル カペラ
メンバー
Superius:鏑木綾、佐藤裕希恵
Contratenor:富本泰成、渡辺研一郎
Tenor:金沢青児、柳嶋耕太
Bassus:櫻井元希、谷本喜基
Maestro di Cappella (音楽監督):花井哲郎
演奏曲
グレゴリオ聖歌 死者のためのミサ固有唱
Gregorian chant, Propium missae pro defunctis

ジャン・ド・オケゲム「死者のためのミサ曲」
Jean de Ockeghem (ca.1410-1497), Missa pro defunctis

ギヨーム・デュファイ「めでたし天の后」(4声)
Guillaume Dufay (1397-1474), “Ave Regina Caelorum” a 4

ジョスカン・デ・プレ「森のニンフ」
Josquin des Prez (1450/55?-1521), “Nymphes des bois”

ハインリヒ・イザーク「誰が私の頭に水を与えるか」
Heinrich Isaac (ca. 1450-1517), “Quis dabit capiti meo”

ピエール・ド・ラ・リュー「アブサロム、わたしの息子」
Pierre de la Rue, “Absalon fili mi”
ほか

主催 株式会社フォンス・フローリス
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援)
   独立行政法人日本芸術文化振興会

お問い合わせ フォンス・フローリス事務局
TEL 070-4123-0871(平日10時 -17時)/contact@fonsfloris.com

お申し込み・電子チケット

※電子チケットのご利用にはスマートフォンが必要です。
※電子チケットのご購入には別途発券手数料2%がかかります。
※ペア券は二人同時にご入場ください。
※学生券を購入された方は入場時に学生証をご提示ください。
※電子チケットは他のアイテムと一緒に購入することができません。

お申し込み・紙チケット

※紙チケットはお申し込みのご住所に郵送されます。
※紙チケットのご購入には、別途送料・手数料が300円かかります。
※学生券を購入された方は入場時に学生証をご提示ください。

プロフィール

ヴォーカル・アンサンブル カペラ vocal ensemble CAPPELLA
1997年古楽演奏家 花井哲郎が、古楽に取り組む声楽家たちと共に結成。主なレパートリーはグレゴリオ聖歌、及びフランス・フランドルを中心としたルネサンスの多声音楽(ポリフォニー)です。典礼の形式を尊重し、歴史的な"計量記譜"を使用する演奏法にこだわって、アカペラの柔らかく豊かな響きで宗教作品の気高い精神性を歌い上げます。
クラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVAのジングルを担当。2015年第27回ミュージック・ペンクラブ「室内楽・合唱音楽部門賞」受賞。最新CDはジョスカンの没後500年を記念するシリーズ8作目「ジョスカン・デ・プレ ミサ曲全集 第8集 カノンのミサ」(レグルス)。ストリーミング配信、全国のCDショップにて絶賛発売中。
公式サイト cappellajp.com / twitter @cappellajp / facebook @cappella.jp

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